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2023/07/07 インドネシアには力強い成長がある ~Vol.1~

 スイス・ローザンヌに拠点を置くビジネススクール・国際経営開発研究所(IMD)が、2023年の「世界競争力ランキング」を発表しました。
2022年の63か国に新たにクウェートを加えた世界64か国を対象に、「企業がビジネスでどれだけ競争力が発揮しやすい環境が整っているのか」を順位づけした調査となります。

 この調査は、IMDが57の提携機関とともに収集した164の統計データと、6400人の世界の上級経営陣から寄せられた92の質問に対する回答をもとに、「経済状況」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」の4つの指標について、合計336の項目に基づき評価されています。

 トップ3は、デンマーク、アイルランド、スイスで、デンマークは2年連続1位を堅持しています。また、2023年の結果では、コロナ渦の影響で国境開放が遅れた東南アジア諸国が、インドネシア(同44位→34位)、マレーシア(同32位→27位)というように前年との比較で順位を上げ、競争力の向上がランキングにも表れてきました。一方、早くから国境を開放したスウェーデンなどは順位が落ちていました。
 1位~3位に入った上位3か国に共通するのは、経済規模が小さい国でありながら、それを活かして市場参入や貿易取引国へうまくアクセスしているという点です。
1位のデンマークは、4つの指標に対して、すべて良い結果を出して、「政府の効率性」の順位も6位→5位とわずかながら上昇しています。しかし、日本は、昨年より1つ順位を落とし、64か国中35位という結果でした。
1989年の第1回目のランキングでは、日本は1位にランクし、96年までは5位以内の順位を保っていたが、それ以降は順位を下げ、今年は過去最低の順位となりました。日本の指標別順位は、「経済状況」が26位、「政府の効率性」が42位、「ビジネスの効率性」が47位、「インフラ」が23位という結果でした。
 ここで、昨年から10位順位を上げたインドネシアについてみてみようと思います。
インドネシアでは、健全な需要傾向とインフラ開発に下支えされた建設業の力強い成長が、今後数年間続いていくと言われています。
建設需要を後押ししている要因としては、低い金利と高い都市化率よる住宅ニーズの増加や、ジャカルタから東キリマンジャロへの首都移転に伴う産業振興の加速化が挙げられています。すでに、同国では約480もの建設プロジェクトが現在進行中であり、これらのプロジェクトの総投資額は2,870億米ドルを超えています。

 インドネシア政府においても、インフラ開発を積極的に進めており、特にインフラの成長に重要な役割を果たしている道路、橋、鉄道、空港などの運輸部門では、野心的なプロジェクトが進められています。
 建設業界全体の総生産量については、新型コロナウイルスの影響により減少しましたが、2021年にはほぼ回復しています。 
さらに、海外直接投資を促進するために政策の緩和を進めるほか、プロジェクトの遅延を防ぐため、建設部門ではロックダウンに伴う規制を免除しています。

 当社イーアクティブグループは、発展途上途中であるインドネシアのインフラ事業にも関わっている会社でもあります。インドネシアは経済成長がこれから長期的に続くと見込まれている国だと思っております。インドネシアは今世界中から注目されている国の1つですので、当社イーアクティブグループは、その経済成長に今後も注目し、推進していきます。

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