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2024/4/11 台湾東部地震における赤十字社の対応等について ~台湾赤十字組織の災害対応チームが救助活動を開始~

 2024年4月3日午前7時58分(日本時間午前8時58分)、台湾の東部の花蓮県沖およそ25キロを震源としたマグニチュード7.4の地震が発生しました。
このうち、花蓮県で震度6強の揺れを観測したほか、北東部の宜蘭県などで震度5強、北部の台北市や新北市など広い範囲で震度5弱の揺れを観測しました。現地の台湾では、その後もマグニチュード6.5の揺れを観測するなど、地震が相次ぎました。

 また、北東部の宜蘭県烏石で82センチ、東部の台東県成功で54センチの津波がそれぞれ観測されたとのことでした。日本の沖縄県やフィリピン沖でも一時津波警報が発令されるなど、周辺国にも大きな影響を及ぼしました。

 今回の地震の被害全体の把握には時間がかかるものの、震度6強を観測した花蓮県では、市街地にある2つのビルが大きく傾くなどの建物の損壊被害や、プラスチック工場の倒壊、トンネル付近での大規模な土砂崩れや落石などの被害が報告されています。台湾で起きた地震としては、過去25年で最大級といわれています。
台湾当局によると、日本時間の9時までに花蓮県で9名の死者と新北市や台北市、それに花蓮県などであわせて963名の負傷者が発生したと報告されており、このほか、車両や鉱山に取り残されている人が152名いるそうです。
 台湾メディアによりますと、今回の地震で、複数の建物が倒壊したり、落石で道路が寸断されたりするなど各地で大きな被害が出ていて、広い範囲で停電が起き、水道やガスが止まるなど生活への影響も出ていて、台湾当局は救助活動やライフラインの復旧を急いでいます。
 地震発生から間もなくして台湾赤十字組織の花蓮県の災害対応チームは、被災地への派遣準備を進め、発災から1時間半後には被災地域に出動し、花蓮太魯閣(タロコ)渓谷で閉じ込められた人々の救護活動を行いました。
 また、被災地付近の小学校運動場に被災者の避難所として、テント20張を設置するなどの救援活動を展開しています。台湾赤十字組織の救援チームは、現在被害状況の把握に尽力し、緊急派遣・被災者支援に向けた準備を進めています。災害救援は、赤十字の中核的な任務の一つであり、初回に災害救援を動員するだけでなく、引き続き災害状況に注意を払い、支援していくとのことです。
 
そして、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)からも、震災後に懸念する電話があり、日本赤十字社も、台湾赤十字組織に見舞状を発出しました。日本赤十字社は、引き続き現地の災害状況、または台湾赤十字組織の救援活動を注視し、必要に応じて支援を検討していきます。

日本赤十字社「2024年台湾東部沖地震救援金」受け付け開始
当社イーアクティブグループは、今後も日本赤十字社を通して、台湾地震による被害に対して、支援活動をしております。

末筆ながら、この度の2024年台湾東部沖地震により犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた皆様、また、ご家族・関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、被害者の救済と被災地支援のためにご尽力されている方々に深く深く敬意を表しますとともに、皆様には安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします。
被災地域の皆様の安全と、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

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