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2021年

Bリーグの取り組み「HANDS UP!」 ~子供たちに希望を~

 風化してはならない過去があります。しかし、その過去に真摯に向き合いながらも立ち向かう勇気と強い心が必要です。
 
 東日本大震災から10年が経ちますが、私たちにとって忘れられない過去です。震災による津波の影響を受けても、なお聳え立つ一本松の姿は、人々の心に色々なことを思い出させますが、そのような人々の心を癒す唯一の言葉が存在します。
  それは「希望」です。自らがこの言葉を見出すか、周りからこの言葉に促されるか、それは人それぞれです。人は希望を持たずに生きることは出来ません。東日本大震災による被災地の復興は、何もインフラ復興だけではありません。被災された人々へ寄り添う温かい心が、復興への一番の近道になります。

 当社イーアクティブグループがスポンサーである、プロバスケットボールチーム、アルバルク東京が属するBリーグは今シーズン、「B.HOPE HANDZ UP!」を発足しました。このプロジェクトの目的は、震災を経験した私たちが未来に向けて何が出来るか。発生時まだ小さかった子供たちに何を伝えられるか。震災を風化させない事、防災減災に向けた取り組みを行う事です。
 具体的には、バスケットボールをしながら、楽しく防災減災を学ぶ「防災バスケ」プログラムを開発しています。「防災において大事な事」と「バスケの楽しさ」が融合したアクションを通じて、「備える人・動ける人・助ける人」を育てる事を行ない、防災減災に取り組む人たちが増えていく事で、東日本大震災の教訓が活かされることが狙いです。

 プロスポーツ選手は、公共性を帯びた人たちです。彼らの一挙手一投足は、プロスポーツ選手に憧れる子供たちにとって、その影響力はとても大きく、彼らの言動と行動は子供たちの心と脳裏に焼き付けられます。Bリーグのこうした取り組みは、必ず、日本の将来を背負って立つ子供たちに継承されていくでしょう。

 風化させたい記憶と風化させてはいけない思いは、二律背反です。どんなに苦しい過去であっても、人の心に遺さなければならない過去はあります。Bリーグの取り組みは、子供たちの心に響き、防災減災への意識は高まると思います。

 スポーツは、目先の勝敗だけが全てではありません。人々の、特に子供たちに「希望」をもたらすこと、生きる意味を与える力があります。Bリーグは、そのことをスポーツを通じて実践しています。「B.HOPE HANDZ UP!」プロジェクトは、その一つであり、社会の「公器」としての役割を果たそうとしています。

 Bリーグと同様に、当社イーアクティブグループは、人々が豊かに暮らす為の「公器」でありたいと考えます。営利企業という枠を超えて、これからも人々の心を豊かにすることを使命としていきます。

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