子供の未来は日本の未来、文字通り子供たちが、心身共々、健やかに育っていくことが、国の未来にとってはとても重要なことです。将来、国を背負って立つ子供たちの成長を願うのは、万民の共通の願いなのではないでしょうか。
　
　しかし、その願いに反するような現状があることも事実です。それは、子供の貧困です。日本の子供の7人に1人が貧困状態に陥っているというのは、とても信じられないデータですが、事実です。その貧困の原因が、親の貧困であることは、想像するに難くないことです。また、コロナ禍で、職を失った親の子供の生活がどのようになっているか、私たちが身近なこととして考える必要があるでしょう。　国は、この問題を解決する為に、6年前から日本財団と共に立ち上げたプロジェクトが、子供の未来応援国民運動です。子供たちが健やかに育つ絶対条件は、食と学びです。そこで考えられたのが、子供食堂と学習支援です。満足に食事が出来ない子供たちに食事を提供する場所や、学ぶ場所を学生ボランティアによって提供しています。

　2月23日、天皇陛下のお誕生日のご会見で、子供食堂について言及されていらっしゃいました。陛下は、昨年、子供の未来応援国民運動の基金に、5,000万円を寄付されました。そして、今回のご会見で、陛下が如何に、子供の貧困に対して、高いご関心をお持ちになっているかを伺うことが出来ます。陛下のご会見を拝聴し、国民や子供に寄り添うお姿に、深い感銘を受けました。

　全国に子供食堂は、5,000箇所以上あります。この子供食堂は、今や、社会のインフラとしての機能を果たしています。当初、満足に食事が出来ない子供たちに食事を提供する場所でしたが、苦境に陥っている子供だけではなく、共働きで、孤食を余儀なくされる子供たち、また、独り身の高齢者の憩いの場として、なくてはならない場所となりました。食事の場はあくまで、家族の憩いと団欒の場であります。その役割を、子供食堂が果たしているのです。
　当社イーアクティブグループの理念の一つに、『共に繁栄』を掲げています。会社、社員、そしてお客様が共に喜びを分かち合う姿を目指しています。その中心になるのが、子供です。
冒頭に述べました、子供の未来は日本の未来、これは、当社の理念の根幹にあります。それは、当社イーアクティブグループが、設立以来支援している、子供の未来応援基金、サッカーを通して子供を支援している東京ヴェルディ、この支援は、当社イーアクティブグループの理念の実践です。

　社会の一員として、今後も社会の繁栄の一助となるべく、当社イーアクティブグループの理念を余念なく実践していきたいと考えています。