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2021/8/16 世界平和への祈り ~オリンピック・パラリンピックの意義~

 2021年8月15日(日)、76回目の終戦記念日を迎えました。日本人にとって、毎年8月は、戦争の悲惨さを想起させる月です。日本の多くの都市での空爆、そして、広島、長崎に原爆が投下され、数十万人の尊い命が奪われました。二度と繰り返してはならない過去であり、今後も伝聞されていかなければならない歴史の一部であります。

 しかし、私たちの平和への願いは未だ世界には届かず、紛争を繰り返す国々や地域があります。繰り返される悲劇を終結させる為には、私たちが心に秘める想いだけでなく、国際社会へ唯一の被爆国としての経験を、今後も訴えていかなければならないでしょう。

 人は誰しも、平和を願うものです。「平和の祭典」と位置付けられるように、平和を象徴する国際イベントが、「オリンピック・パラリンピック」です。オリンピック憲章の根本原則(一部抜粋)は以下のように記されています。

  「オリンピズムは人生哲学であり、肉体と意志と知性の資質を高めて融合させた、均衡のとれた総体としての人間を目指すものである。スポーツを文化や教育と融合させるオリンピズムが求めるものは、努力のうちに見出される喜び、よい手本となる教育的価値、普遍的・基本的・倫理的諸原則の尊重などに基づいた生き方の創造である。」

 「オリンピズムの目標は、スポーツを人間の調和のとれた発達に役立てることにある。その目的は、人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進することにある。」

 「人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進することにある。」この言葉に、オリンピックの本質があると思います。

 今年もその「平和の祭典」が、新型コロナによるパンデミックより、非常事態宣言下での東京で開催されました。コロナ禍でのオリンピック開催の是非を巡り、丁々発止の論戦が繰り広げられていましたが、大きな問題もなく成功裡に終わった大会だった思います。

 今回の東京オリンピックでは、いくつかの新競技が採用されました。中でも印象に残った競技は、スケートボードです。「ストリート」と「パーク」という2種目の競技ですが、その歴史は、1940年代カルフォリニアが発祥と言われています。当時は木の板に鉄製の戸車やローラースケートを付けた手製のもので、子供達が家の周りや坂で滑っていた様です。

 日本に上陸したのは、1970年代初頭で、80年代から90年代はファッションと音楽が混ざり合いストリートカルチャーと言われる言葉が生まれ、流行に敏感な若者を中心に人口が一気に増え、現代では、ティーンエイジャーを中心に、広く若者に浸透しているストリートスポーツです。

 従来のスケートボードのイメージは、「アウトロー」なイメージが強い印象だったと思いますが、怪我を恐れず、ひた向きに技に挑戦する選手の姿には、スケートボードに対する印象を変化させたことでしょう。そして何より、この競技の大きな特徴は、「競技仲間を称えあい、励まし合い、喜び合う」姿を観ることが出来ます。初めてこの競技を観たものにとって、それは新鮮な競技のあり方ではなかったでしょうか。

 ここに、世界平和の縮図を観たと感じた人、オリンピック精神が表現されているスポーツであると思った人は、少なくないと思います。スケートボードは、新たなスポーツの可能性を見出してくれました。そして、オリンピックは、スポーツを通して、国、民族、人種の壁を越え、世界が一つになる為のイベントとして、今後もその役割は大きいでしょうし、真の世界平和の祭典となるべく、その理想を追求していく必要があると思います。

 平和への願いは、誰しも持つものであり、一人の人間として持つ万国共通の想いです。当社イーアクティブグループは、ビジネスを通して、お客様一人一人の安寧な生活を願い、それを実現する為に、「お客様と共に繁栄する」という理念を掲げています。共存共栄の精神は、当社の根底に流れる基本理念です。真にその実現を目指すべく、当社イーアクティブグループ社員、一丸となって前に進んでいきたいと考えています。

 

 

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