2025/03/31 ミャンマーでマグニチュード7.7の地震発生 ~赤十字は最前線で活動~
2025年3月28日、午後0時50分頃(現地時間)、ミャンマーのザガイン地方を震源とするマグニチュード7.7の地震が発生しました。その12分後には、同地域でマグニチュード6.4の地震も発生し、現地では多くの被害が生じています。
これらの大きな地震は、震源の深さが約10kmと非常に浅く、ザガイン地方をはじめ、近郊のマンダレー(人口150万人が暮らすミャンマー第2の都市)では建物や橋の倒壊が報告されるなど、甚大な影響を及ぼしています。また、隣国のタイや中国でも大きな揺れが観測され、高層ビルの倒壊による死傷者の発生など、広範囲に被害が出ています。
さらに、ザガイン地方やマンダレー、ヤンゴンなどでは電気やインターネットの切断が報告されており、必須インフラへの影響が、救護活動の迅速な展開を妨げることも懸念されています。
被害状況の全容把握には時間を要する見込みですが、大規模な建物被害や人的被害が予測されています。
■ミャンマー赤十字社のボランティアが活動中
ミャンマー赤十字社は発災直後から緊急対策本部を設置し、被災地支部の赤十字ボランティアや本社の救援チームを動員して、捜索・救助活動や負傷者への応急手当および病院への搬送、被害状況のアセスメントを実施するなど、迅速に対応しています。また、SNSを通じて住民に対し、地震発生時の行動に関する注意喚起を行うなど、二次災害の防止にも努めています。
また、国際赤十字・赤新月社連盟アジア・大洋州地域事務所においても、ミャンマー赤十字社やタイ赤十字社と密に連携し、現地の状況・ニーズ把握に努め、緊急救援アピールの発出等、赤十字全体として支援方針を検討しています。
株式会社イーアクティブグループは、人の命と健康、尊厳を守る日本赤十字社に対し、日頃から支援させていただいております。国内外における災害救護をはじめ、苦しむ人を救うために幅広い分野で活動をする日本赤十字社への支援を今後も積極的に行っていきます。