新着情報

2016/9/13 香港視察 ~インバウンド事業の視点から~ 

今回の香港視察は、弊社の事業部の一つである「インバウンド事業」からご報告をしたいと思います。

インバウントと言っても、具体的に何をしてるの?と思われる方もいらっしゃると思いますので、
もう一度改めてご紹介させていただきます。
一言に【インバウンド】と言っても、今や色々な業界での色々な意味での使われ方をしていますが、

 原義は、
インバウンド《inbound》 ⇒ 「入ってくる、内向きの」という意味の形容詞。
 ⇔対義語がアウトバウンド《outbound》「出していく、外向きの」という意味の形容詞。

  ビジネス用語として、通信、旅行、貿易などの多くの業界で使われていて
 「入ってくるもの」と「出していくもの」との代替語のように使われているようです。

 そんな中、弊社の【インバウント事業部】では、
 外国の旅行客が日本に訪れる=「インバウンド」として、
      ~~人と人、民族と民族、国と国を結ぶ架け橋。~~をモットーに
訪日外国人を対象とした宿泊施設の取得や開発を行っております。
 外国人旅行者を自国へただ誘致することだけに留まらず、訪日した外国人の方々に日本の文化・
習慣・伝統に触れ、先進と伝統が融合した日本の魅力を自国へ発信してもらえるように、日本へ来る
観光客の方々に忘れられない経験をもたらせるお手伝いをしています。
そして、現在の日本への訪日客の宿泊問題、東南アジア諸国でのインフラ途上問題等、微力ながらも解消、
解決に向かえるように日々アクティブな活動に励んでおります。

 そこで、日本が掲げる【観光立国】の参考にするべきところが、まだまだ多くある香港。弊社では、
ASEAN諸国の様々な国の方々とお取引させていただいておりますが、その中でも最近香港での商談が重なり、
香港の風をたくさん浴びる機会が多いです。

 今回の視察では、最近かなり中国色も強まってきたという声もある香港の一部、その中でもなかなかの
ディープな香港を体験できたので、そのひと幕をご紹介したいと思います。
 香港というとやはり、古くから金融や流通の中心地であったことから世界中からさまざまな文化が押し
寄せて独特の発展を遂げてきた都市です。
1842年にイギリスに割譲されてから長らくは植民地としての位置づけでしたが、1997年に中国に返還されて
「中華人民共和国香港特別行政区」と名称が変更されてからもその色合いは色濃く残されています。
今回の視察として、日本でインバウンド事業を手掛ける身としてはどうしても、注目してしまうのは九龍半島
にある尖沙咀(チムサーチョイ)地区の中心部にあり、香港の安宿の有名ドコロ。

初めて見た時は、「なんだろ?」と思えるようなビルで、あまりホテルのような
感じはせず、それでいてなぜか目につくビルで、そこが実はディープな歴史が豊富なところだったのです。

 実は、香港の宿は、基本的に高く、安宿といっても、他国の安宿街より
全然高いのです。「バックパッカー」や、アジア系の出稼ぎの人達がたくさん出入りしているようですが、
そこは世界一土地代の高い国、香港です。

 今、香港などでは、安宿、いわゆる「ホテル」というより滞在費を節約するために「ゲストハウス」
というシステムが盛んだそうです。

 特に、この尖沙咀地区で有名なのが、重慶大厦(チョンキンマンション)。今でこそ改装され、
ショッピングモールが入るなど以前のような暗い・怖い雰囲気は少なくなったようですが、昔は有名な
スラム街だった九龍城砦が取り壊され、その後を継ぐものとして取りざたされたこともありました。
その名残りか、今はなき「九龍城」を彷彿とさせる「無秩序」っぷりが特徴で、ビル内には、たくさんの
「ゲストハウス」や「会社」、「商店」がひしめき合っている状態で、まさに《てんこ盛り》。集積度の高い
ビルなので、火災に注意ですね。

 残念ながら、今回の視察で実際の宿に宿泊はできなかったのですが、実際の
お部屋は。。。今は、格安宿泊サイトなどで予約もでき、宿泊できるようですし、そちらのサイト等で中を
見ると思ったよりもキレイです。

 広さは、ほとんどが3~5坪位の部屋が多いようで、また窓がない部屋、窓が
あっても開けると隣の壁の配管!?などの、ロケーションとしてはあまり期待のできないお部屋も多々あるようです。
実際に宿泊したことのある日本人の方の話を聞くと、ほとんどの方が、割り切った気持ちで宿泊する、もしくは
「あえての」との期待を持ってであれば、良いのでは?とのことです。

また、現地で飛び込み宿泊の交渉の際には、値段が嘘のように上がったり下がったり
変動するとの話しもあるようで、比較的、日本人は「吹っ掛けられる」ことが多いようです。。。

私達、日本人が当たり前と思うこと、当たり前にしていること、それは海外に行くと一種の非常識と捉えられて
しまうことが多々あります。私達が平凡に送ることが、実は全く持って平凡ではない。
これは、まさしく現地に行き、異文化を体験し、またその地の習慣に触れることにより得られる大きな発見に
つながることもあります。

弊社イーアクティブグループでは、インバウンド(取り入れる)の視点、そしてアウトバウンド(提供する)
の視点をも取り入れ、日本の魅力を海外に存分に提供できるように、日本に来た海外の方々にもっと日本を知って
もらえるように、日々社名の「アクティブ」さを活かして、活動していきたいと思います。

戻る

Copyright(c) 2015 E.ACTIVE GROUP CO.,LTD All Rights Reserved.