1. HOME
  2. お知らせ
  3. 2018年
  4. 2018/12/20 ASEAN諸国の国民的スポーツ、バドミントン ~HSBCのアジア戦略~

新着情報

NEWS

2018年

2018/12/20 ASEAN諸国の国民的スポーツ、バドミントン ~HSBCのアジア戦略~

 日本で最初に開業した金融機関であるHSBC。当社は、伝統あるHSCBの法人口座を持つ会社として、HSBCのアジア戦略の一環である、バドミントン世界大会のメインスポンサーになったことには非常に注目しています。それは、ASEAN諸国に目を向ける当社としては、ビジネスの羅針盤としての役割を果たしてくれるものだからです。

 2018年12月12日から12月16日の5日間に亘って、バドミントンの世界大会が開催されました。開催地は、中国珠江デルタ地域の上流に位置する広州市です。珠江デルタ下流域には、中国の特別行政区である中国やマカオといった目覚ましい経済発展をしている地区があり、その経済の中心的機能を果たしているHSBCがあります。云わばHSBCのお膝元で開催された大会です。

 バドミントンというスポーツは、世界的にみてメジャーなスポーツ、それともマイナーなスポーツかと問うなら、殆どの人が、マイナーなスポーツと答えるでしょう。限られた国や地域での人気スポーツであり、バドミントン人口も然程多くないから、というのが主な理由でしょう。果たしてそうでしょうか。

 広州市で開催されたバドミントンの世界大会の名称は、『HSBC BWF ワールドツアーファイナルズ2018』です。HSBCがメインスポンサーとなっていますが、そのことが、先程の疑問に対する回答となります。

 バドミントンの世界大会(世界ランク32位以上の選手の大会)は、LEVEL1からLEVEL6という6段階となっています。今回開催された大会はLEVEL1であり、バドミントンのトップランカー(各種目の年間上位8名(8ペア))しか参加できない大会です。HSBCは、LEVEL1からLEVEL5の大会のメインスポンサーとして、2018年から2022年までの4年間の契約を結びました。

 何故、巨大金融機関であるHSBCが、冒頭で述べたように、マイナーなスポーツの大会に多額のスポンサー料を提供するのでしょうか。それは、バドミントンを国民的スポーツとしている国々の顔ぶれを知れば理解できることです。その国々とは、中国はもちろん、インドネシア、ブルネイ、マレーシア、タイ、シンガポール、インド、そして香港と、人口も多く、経済発展が著しい国ばかりです。

 これらの国々で、バドミントンの世界大会が開催されます。HSBCのコーボレートカラーである赤色に染められたコート、周りには、HSBCの看板がズラリと並び、視覚的にもHSBCという企業を前面に押し出したプロモーションとなっています。ASEANという巨大市場で開催される世界大会に注がれるスポンサー料は、今後、無限といっていい企業価値を、HSBCにもたらすことになるでしょう。HSBCは、アジア戦略を着実に進めている証左です。

 日本もバドミントンの強豪国です。男子の桃田選手、女子の山口選手をはじめ、世界のトップランカーがひしめいています。今回の『HSBC BWF ワールドツアーファイナルズ2018』でも、女子ダブルスで、リオ・オリンピックの金メダリストである髙橋礼華・松友美佐紀のペアが優勝を飾り、他日本勢の活躍も目立ちました。

 日本でも、バドミントンの世界大会が開催されます。バドミントンは、東京オリンピックでメダルが期待できるスポーツとして注目されていますが、その世界大会の名称は、『HSBC BWF ワールドツアー』です。多くの人々が、バドミントン選手の活躍を期待し、勝利を願うことになります。そのことは、HSBCという金融機関を、日本国民に知らしめる良い機会になると思います。

関連記事