1. HOME
  2. お知らせ
  3. 2018年
  4. 2018/12/11 J2リーグ最終章 ~東京ヴェルディ悲願達成ならず~

新着情報

NEWS

2018年

2018/12/11 J2リーグ最終章 ~東京ヴェルディ悲願達成ならず~

来シーズン、クラブ創設50周年を迎える東京ヴェルディは、今シーズン並々ならぬ想いで闘い抜いてきました。J2リーグ戦では6位となり、J1参入プレーオフ参加を決めました。初戦、大宮アルディージャを、後半レッドカードにより1人少ない状況下でありながら、1対0と撃破。次の横浜FC戦も、後半アディショナルタイムで、コーナーキックをGK上福元が合わせてヘディングシュート。キーパーがはじいたところを、FWドウグラス・ヴィエイラが、素早い反応で押し込み先制。そのまま、試合終了。劇的な勝利を飾りました。

この時点では、東京ヴェルディのJ1昇格を、ヴェルディサポーターは、誰しも確信したことでしょう。この2戦、アウェイの不利な状況の中で勝ち抜いたヴェルディイレブンの勢いは、必ずやジュビロ磐田をも呑み込み、J1昇格を勝ち取るものと信じて疑いませんでした。

12月8日(土)決戦の日。ジュビロ磐田のホームスタジアムであるヤマハスタジアムは、各々のサポーターが駆けつけ、観客席は満員となりました。両サポーターによるチャントは、最高潮に盛り上がり、絶対に勝利するという想いがひしひしと伝わってきました。

勝敗の行く末を分けたのが、前半41分のペナルティキックです。横浜FC戦で活躍したGK上福元が、相手FW選手の足を手でひっかけて倒してしまいました。前半、0対0で終えるという東京ヴェルディのゲームプランは崩され、劣勢に立たされてしまいました。
後半も、チャンスらしいチャンスもなく、後半35分には、フリーキックを決められ、2対0。この時点で、J1に昇格する為には3点が必要です。残された僅かな時間、選手も必死で闘い、サポーターも懸命な声援を送り続けていました。しかし、勝利の女神は、東京ヴェルディには微笑まず、試合終了。J1昇格は、来年以降に持ち越されました。

選手の試合後のコメントには、「完全に力負け」という言葉が出ていました。J1とJ2の力の差を、選手たちは、試合中痛切に感じていたのではないでしょうか。11シーズンぶりのJ1昇格という目標は達成できませんでしたが、着実にチーム力は上がってきています。試合中、解説者が、いみじくも話していたことが印象的でした。「東京ヴェルディは、各クラブに多くのJリーガーを輩出している。それだけ下部組織はしっかりしている証拠。Jリーグ発足からあるオリジナル10としての名門クラブ、東京ヴェルディは、J1が本来の居場所でしょう。」

来シーズンも残念ながら、J2での闘いとなりますが、今シーズンの経験を活かし、そして何よりも、J1に昇格できなかった悔しさを晴らす為にも、クラブ創設50周年の節目の時に、J1昇格という念願を果たして欲しいと心から願います。

来シーズンも、当社は全力で東京ヴェルディを応援していきます。

関連記事