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2017/5/11 ASEANの発展 ~ インドネシア視察 ~

約1年振りにインドネシアへ、インフラ事業の視察に行ってまいりました。

この一年、インドネシアで劇的に変わった事があります。それは…
          道路、そして、海上。

昨年の視察の際には、道路には幹線道路だろうが田舎道だろうが舗装されていない凸凹道や、目を疑って
しまうような穴があったり、海上には遠浅に広がる水平線や、浅瀬に広がる湿地。
そんな景色が、今年訪れてみると、劇的に変化を成し、思わず感動さえもしてしまうくらいでした。
そこで、今回の視察で感じた、緊急性の高いインドネシアのインフラ事業の主な2点をご紹介したいと
思います。

数年前、インドネシアの高速鉄道の建設予定に関して、日本か中国かなど何かと話題になり、
その結果、中国が…となりました。
しかし、実際に現地での声を聴き、現地での生活を目で見ると、よりインドネシア人の方々の生活にもっと
密着し、彼らの生活を変えることが、もっと便利で安全に住めるようになる身近なインフラ整備こそが、
現地のインドネシアの方々の為になるのではないでしょうか?
そして、それこそが真に日本が協力すべきインフラ事業であり、お金を払ってでもありがとうと言って
もらえる事業だと思います。

実は、インドネシア政府のインフラ事業の予算を見てみると、この数年で一気に予算が増えているのが
分かります。

2009年から昨年2016年までをみると、約4倍の予算を設けているとはインドネシアの本気度が伺えます。
この調子でどんどんインフラが整備されれば、生活しやすくもなるし渋滞も少なくなるのではないかと
期待しております。

インドネシアでの交通事故の原因、そして、世界屈指の有名な交通渋滞。
その原因として上げられるのは、まずは、車やバイクの台数の多さ。
しかし、車やバイクの数の多さだけに限らず、その中に潜む、道路の状態、いわゆる未整備状態になって
いることも大きく上げられるとのことだそうです。
そして、貧弱なインフラが招いた交通事故も無数にあると思われます。
実際、それこそ日本の戦後、いえ、むしろ戦前をイメージしてしまうような道路状況が、まだまだ
たくさんありました。

一方、日本で穴のあいた道路など、近年余程のところでない限り見たことがありません。
これは日本インフラ整備が優秀だからできることであり、これこそ日本が請け負うべきインドネシアの
インフラ整備なのです。

今、インドネシア人口は日本の倍、国土は日本の約5倍、しかも人口はまだまだ増え続けている国であり、
道路の需要や要求品質は高まっていくことでしょう。
もし、インドネシアの道路建設の大半に、この日本の優秀な技術をもってすれば高速鉄道など比にならない
くらいインドネシアのビジネス環境が改善され、インフラ不足による事故もなくなることでしょう。
これこそインドネシアが本当に必要としていることであり、日本が協力すべき案件なのではないでしょうか。

そして、もう一つ。インドネシアのインフラの貧弱ぶりは陸だけではありません。
海洋国家構想の波に乗り、港を作る!と、掲げているだけありこちらも変貌の最中です。

インドネシアには17000を超える島があり、そのうち約6000は人が住んでいる島とのことですが、
海上インフラの整備が進んでいる島は偏っており、ほんの一部しかありません。
インドネシアの人口が、約2億5000万人と言われています。その約半分の1億2500万人の生活が集中し
ているというジャワ島。そして、それに続くスマトラ島等の大きな島には立派な港があります。
しかし、そこには逆に仕事が忙しすぎてパンク寸前なほど物が集まりすぎており、設備が足りていないとのこと。

一方でバタム島の港などには、砂利道にコンテナが置いてあったり、十分な設備が無い為、超過積載により
沈んだ船が海に潜ったままであったりし、ここは本当に港ですか?と聞きたくなるほどインフラが
進んでいないのです。
既にインドネシアでは港を海上輸送強化の為のインフラ整備を急速に進めています。
また、そこには日本も支援しているそうです。
地味な事業なためか、あまり報道されてませんが、道路と同じように日本の総力を挙げてインフラ整備を進めれば、
インドネシア人の生活環境を豊かなものにし、日本の技術力を誇示するだけではなく、貿易の優位性も出てくるのでは
ないかと思います。

今回の視察でも、インフラ整備事業は、確実にその国の成長に繋がり、そして、それがインバウンド事業へ
と繋がる関係であることを感じ、また弊社が行う事業、そして、その使命を改めて心に刻んだ視察でした。

~~~番外編~~~

実は、インドネシアには非常に面白いが…!
間違った「看板」が街中にあふれています。
思わず「ふっ!」としてしまうような、インドネシアの魅力溢れる間違えをいくつかご紹介します!
これを見れば、別の角度からのインドネシアの魅力を再発見していただけるのではないでしょうか!?

●THANGS YOU FOR COME TO FISITING US???
     訳:(お越しいただきありがとうございます?)

単純なスペル間違えですが、インドネシア人
は「V(ブイ)」の発音が「フィー」となるため、
VISITING がFISITINGになってしまうのです。
最初のTHANGS YOUも正しい形は THANK YOU 
です。耳で聞いたままの言葉を文字にしたの
で、スペルミスが起きている模様です。

●WELCOM TURIST WE SPIK INGLISH???
     訳:(ようこそ皆さん。私たちは英語が話せます?)

引き続きスペルミス。
正しくはWELCOME TOURIST WE SPEAK ENGLISH。
ツッコミどころ満載ですが、最後のINGLISHが傑作。
インドネシア語で「I(アイ)」は「イー」と読む
ので、「イングリッシュ(ENGLISH)」とごっちゃ
ごっちゃになってしまったのでしょう。

●FREE WIFE???
     訳:(フリー妻!?)

インドネシア人は無線ラン、WIFIのことを「ワイ
フィー」と読むのですが、聞いたままを書いたん
でしょうね、WIFIがWIFE(ワイフ)になっちゃっ
てます。。。

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